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大腸がんは増え続けています
食の欧米化などによって、大腸がんは増え続けています。ついに2004年には大腸がんが、女性の死亡率第一位となりました。2020年には男女とも大腸がんが死亡率第一位になってしまうと予測されています。大腸がんは、自覚症状(肛門からの出血、便秘・下痢、便が細くなる、腹部に腫瘤を触れる、腹部膨満感など)が出たときにはすでに進行がんになっており、完治はほとんど望めない状態となってしまいます。しかし、自覚症状が出るより前に、大腸内視鏡検査で発見されて場合には、特に内視鏡で治療が可能なレベルであればほぼ100%完治出来る病気です。早期発見が第一です。図表1・図表2
大腸がん検診で便潜血反応が陽性となった方は、早めに大腸の内視鏡検査を受けてください。(特に2回法で2回とも陽性となった方は、高頻度にポリープや、大腸がんが発見されます)自覚症状が無いうちの発見であれば、内視鏡で治療が可能なレベルであることが多いです。
ほとんど痛みのない大腸内視鏡検査
しかし、大腸内視鏡検査は痛い、苦しいとの話をよく聞きます。「大腸の検査が大事なのはよく分かっているけど、内視鏡検査は怖い」と思われている方も多いのではないでしょうか。大腸内視鏡検査が痛く、苦しい検査になるのには理由があります。それは、内視鏡を腸の奥に進めようとするときに、たいていの場合、腸の中に空気を入れながら腸の形に沿って進めます。すると必然的に腸を伸ばすことになり、腸がつっぱってしまうために痛みを感じることになります。また、この方法では、腸管に傷がついたり、穴が開くこともありえます(イラスト2)。こういった苦痛、リスクなどを避けるために当院では、空気をほとんど入れずに、腸管をアコーディオンのように縮めながら直線的に内視鏡を進める、「軸保持短縮法」という技術を用いて検査をしています(イラスト3)。この方法なら、腸も不必要に伸展することもなく、腸管に傷をつけたり穴を開けてしまったりするリスクも最小限に抑えられ、安全に苦痛なく検査を受けていただくことができます。実際に、検査を受けられた多くの方に、「今までで一番楽に検査が受けられた」、「胃カメラよりも楽だった」とおっしゃっていただけています。そして、この技術を用いてきた結果、当院院長は、大腸内視鏡検査を担当するようになってから今まで、この検査や大腸がんの治療で、腸に穴が開く、穿孔という合併症も今まで一例も経験していません。このことからも、この検査方法の安全性が分かっていただけるかと思います。大腸に不安のある方、ご家族に大腸ポリープや大腸がんの方がいらっしゃる方など、積極的に検査を受けられることをお勧めします。
検査にかかる時間
検査当日の朝から下剤を飲んでいただき、腸の中がきれいになるまでだいたい3時間前後です。
腸の中がきれいになったら検査を開始します。検査開始から、盲腸という大腸の一番奥まで到達するのに5分前後、全結腸・直腸の観察終了まで(つまり、検査開始から終了まで)10分から20分です。ポリープや、早期大腸がんを見つけて、その場で治療した場合は30分程度になります。
検査の費用
観察のみの場合、3割負担で、窓口支払い額が約6000円です。
炎症など(潰瘍性大腸炎やクローン病など)の精密検査のために組織生検をした場合、3割負担で、窓口支払い額が約10000円から18000円(調べる組織の数によります)です。
大腸ポリープの切除や、早期大腸がんの切除を行った場合、3割負担で、窓口支払い額が約20000円から30000円となります。






